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寝ている間の歯ぎしりが気になる方へのおすすめ

咬筋ボツリヌス治療って何?

寝ている間に食いしばりや歯ぎしりをしていることがあるというお話を耳にします。起きているときにも、ストレスなどで歯を強く食いしばるような癖のある方もいます。中には、自分の体重くらいの力が歯にかかるということもあるんです。
睡眠中、自分自身は無意識に食いしばりや歯ぎしりをしているので、それほど自覚はないのですが、歯がすり減ったり、歯にヒビが入ってしまったり、歯に大きな負担がかかったり、顔のエラの発達や徐々に顔貌が変わってしまうようなこともあるのです。さらに、食いしばりが進むと顎の関節がカクカク音がしたり、口全体が開きにくくなったり、顎などに痛みが生じるようになってきます。また、顎関節のズレが原因で、頭痛や肩こりなどの症状が出ることもあります。
これに対する治療法は、痛みが強い場合は消炎鎮痛剤を処方したりもしますが、睡眠時に生じる場合は、マウスピースをつけて寝ると歯の保護になります。ただ、このマウスピースは違和感があり、鬱陶しいとか面倒だと言われる方もいますので、補助的な方法として筋肉の働きを弱めるボトックス注射による治療も有効です。
これは、咬筋(こうきん)と呼ばれる筋肉にごく少量のボトックスを注射して筋肉の動きを抑制します。食いしばりや歯ぎしりは無意識のうちにおこるので、この治療法は不快な症状を和らげていきます。
全ての症状に適応はしませんが、しっかりと検査と診断を行ったうえで、治療方法の決定をおこないます。
お困りの際は、ご相談下さい。

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