Orthodontic矯正治療
- 食べ物をうまく咬むことができない
- 食べ物がよく歯の間に挟まったり残る
- うまくブラッシングができない
- 口臭の原因になる
- 虫歯になりやすい
- 歯周病になりやすい
- 顎が痛い(顎の関節に負担をかける)
- 表側マルチブラケット矯正
- 裏側ワイヤー矯正
- マウスピース矯正(デジタル・アナログ)
-
矯正治療
Orthodonticコンサル診断料(診査、口腔内写真、SET UP模型) 55,000円+税
55,000jp.yen +taxインビザラインGO(両側) 450,000円+税
450,000jp.yen +taxインビザラインGO(片側) 300,000円+税
300,000jp.yen +taxインビザ矯正調整料 5,000円+税
5,000jp.yen +taxマウスピース矯正(両側) 700,000円+税
700,000jp.yen +taxマウスピース矯正(片側) 350,000円+税
350,000jp.yen +taxワイヤー矯正 700,000円+税
700,000jp.yen +tax矯正調整料 8,000円+税
8,000jp.yen +tax矯正用インプラントアンカー埋入手術 50,000円+税
50,000jp.yen +tax部分矯正 100,000円+税
100,000jp.yen +tax矯正用リテーナー(片顎) 30,000~50,000円+税
30,000~50,000jp.yen +tax
咬み合わせを見ることの重要性
虫歯や歯周病の初めの原因はお口の中の細菌であり、クリーニングなど徹底したプラークコントロールが必要です。
クリーニングを徹底しなければ虫歯や歯周病は予防できませんし、原因を取らなければ最初を繰り返します。
しかし、細菌除去のクリーニングの他に、虫歯・歯周病のリスクファクターである咬み合わせを整えなければ、根本的な予防にはなりません。
個人個人の正しい咬み合わせでなければ、咬む力がコントロールできず、虫歯や歯周病の発症・進行リスクを高めるほか、歯の破折や移動、磨耗などのトラブルを生じるのです。
咬み合わせは、歯並びの問題だけではなく、全ての歯と上顎骨・下顎骨と顎の関節と筋肉のすべてのバランスが重要であり、これをしっかりと検査したうえで個人個人にあった適切な治療方法を計画して予防まで進めるという将来を見据えた計画を作るのが大切です。
咬みあわせの不具合によって起こりうること
咬み合わせの不具合は、歯周病と並んで歯を失う大きな要因です。
虫歯や歯周病によって“咬み合わせの不具合”が生じると、身体の健康や寿命にとても影響を及ぼします。
咬み合わせは、歯・咀嚼に関わる筋肉・骨(顎関節)・神経など、様々な要素が関係しているため、咬み合わせの不具合が起こるとその悪影響は全身に渡ることもあります。
頭痛・目が開けられない・首が回らない・肩こり・腰痛などお口の中の環境が悪くなった、歯の治療をしてからなんだか不調だ、ということはありませんか??
咬みあわせが悪くなってしまうと
歯周病や重度の虫歯はあくまで歯を失う原因のひとつであり、もうひとつの大きな原因は咬みあわせの不具合です。
直接的な原因とはならない場合もありますが、長い時間をかけて崩れていくと、自身では気づかないうちに大きな問題になっていくのです。
何か不具合が起こると、それを補おうとして体はすぐに反応します。庇っているのです。
庇いはじめのころは自分自身でも全く気づきません。自分が頑張っているからです。その後に、『慣れ』が起こり『慣れ』が続くと、今度は不具合に陥ることになるのです。
私たちの歯は中央から数えて親知らずを除いて28本が基本の本数です。
個人個人が人種・骨格・筋肉・靭帯・腱などを関与させ、すべてが独自の咬みあわせをもっています。
中央から4番目から7番目の歯は、上下の歯で2本対1本でジグザグに対応し、歯の山と溝が合うように咬み合っていますが、その上下が理想的に咬み合わない状態になると、咬む力がかたよった歯にかかるようになります。
その理想的な状態ではなくなる原因は
①虫歯で歯に穴が空いたまま放置して食べづらくなった
②歯周病によって歯が揺れてきた
③歯が抜けた場所があるのを放置している
④元々、歯並びが悪い
⑤親知らずが生えてきて、歯並びが悪くなってきた
など、色々とありますが、このようなことが原因で咬む力がかたよってきます。
この状態が続くと、まわりの歯がどんどん悪くなっていくのです。
歯が抜けたままにしたらどうなるのか
例えば歯が1本抜けてしまうと、それを補うためにどんどんまわりの歯は移動します。
それぞれの歯が色々なところに移動してしまうと、咬み合わせはどんどんひどくなり、上下の歯が理想的に当たる位置からどんどん遠ざかり、ついには当たってはいけないところに咬み合わせが来ると、別の歯までが障害を受けて抜けてしまう‥。
すでに歯が無い場所がある場合は、インプラントをはじめ、人口の歯を作る治療をすることによって、理想的な状態に戻すことがまだある歯を守ることになるのです。
歯科の矯正治療とは
隣同士の歯の並びが揃っていなかったり、上下の歯の並びがお互いにすれ違っていて、しっかりと咬み合わない状態を、歯科的に『不正咬合』と呼びます。
見た目の悪い歯並びや理想的ではない咬み合わせを、理想的に咬み合わせて、審美的にも美しい歯ならびにする治療のことです。
この治療では、審美的な歯並びにするために、健康な歯を削って被せ物にすることはありません。
様々な矯正装置を用いて、顎の骨と歯に矯正力を伝えてゆっくりと動かしていき、歯並びと咬み合わせを治療していくものを矯正歯科治療と呼びます。
不正咬合の放置のリスク
不正咬合の判断基準は??
治療の必要な不正咬合の判断基準ですが、歯科医師が診て、理想的・審美的な歯並びと咬み合わせを持っている人はほぼ稀で、大きな問題から小さな問題まで様々なところがあります。
見た目的にも機能的にも日々の生活において苦痛を抱いていると考えている場合、治療の対象となる可能性があるので、一度ご相談ください。
さらに歯だけではなく、口元が気になる時、それは歯が原因で顔貌にも影響が出ることがあり、そのせいで精神的なストレスを持つ時があります。
簡単な歯並びや咬み合わせのチェック項目は
①正面から見て顔や歯並びが左右対称か
②横から見て唇の形がどうか
③前歯の中央が上下で揃っているか
④上と下の歯のかぶさり具合はどうか
⑤歯の重なりや隙間はないか
⑥上の歯や下の歯が前方に突出していないか
⑦前歯が他の歯と比べて伸びていないか
⑧すり減っている歯やかけている歯はないか
⑨口臭は気になるか
矯正治療をすることのメリットとデメリット
メリット
①口元と横顔の改善
出っ歯・受け口・歯の凸凹・すき歯が矯正治療によって改善されると歯並びと咬み合わせはもちろん、口元が出ていで唇が閉じづらい方は、閉じやすくなり乾燥しやすかったお口の中が潤うことで、唾液が出やすくなったり口臭が軽減し、お口の衛生状態の改善につながります。
②歯磨きがしやすくなるため虫歯や歯周病になりにくくなる
歯並びが悪いとプラークが歯ブラシの届きにくく、同じところに停滞するため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
繰り返し同じ歯を治療することで歯を保存することが難しいほどに虫歯が進行することがあります。
歯周病も同じような理由で、歯並びが悪いとリスクは高まります。矯正治療をすることで、虫歯や歯周病になりにくいお口の環境が作れます。
③咀嚼機能の向上
矯正治療をすると、上下の歯が正常に咬み合ってくるため、今まで部分的に過度な力が歯にかかっていたものがなくなるために、歯と歯肉をはじめとする歯周組織への負担が軽減され、歯の健康維持につながります。
また、食べ物をよく咬めることで内臓への負担も軽減されます。
さらには、均等に咬むことができることにより、唾液腺が刺激され、唾液の量が増えます。そのため、自浄作用が向上し口臭の減少にもつながります。
④自信を持って笑えるように
歯並びが悪いと、口元に自信がなくなり大きく笑うことに対して、消極的になりがちです。
矯正治療を行うことで歯並びを改善すると、歯を見せて笑えるようになり、もとあったコンプレックスの改善にもなります。
デメリット
①違和感
矯正装置をお口の中に装着すると、その装置が唇・ほっぺた・舌にあたります。そのせいで装着当初は、お話がしづらかったり、食事がしづらいなどの違和感が出ますが、ほとんどの場合、時間の経過とともに慣れてきます。
②装置があたり傷になる
初めのうちは慣れていないために矯正装置が唇・ほっぺた・舌に擦れて口内炎ができることがあります。
③歯の痛みが出る
歯を動かすために力をかけると、鈍い痛みが持続的に出たり、食事をするときに痛みが出たりすることがありますが、かけている力に歯が慣れてくると痛みは消失します。
④装置のせいでブラッシングが難しい
歯に固定式の装置が付いている場合、装置の部分に汚れが溜まりやすくなるために、ブラッシングがおろそかになると虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
⑤歯の根の形が変わる
矯正の力を加えると、歯根に負担がかかるために先端が吸収し元あった形が変化したり、短くなったりすることがあります。
⑥歯の神経の衰弱
稀ではありますが、矯正治療で力を持続的に加えていると、歯の中にある神経(歯髄)が失活して、痛みが出たり歯が変色したりします。
⑦歯肉がやせる
矯正治療は、歯を動かすことで歯を支えている骨に圧をかけることになります。
骨に圧がかかると骨が吸収してしまい、骨の上にある歯肉が痩せることがあります。(歯肉退縮)
⑧顎の痛みが出ることがある
矯正治療中は一時的に咬み合わせが不安定になるために、顎が痛い・口を開けた時に顎の関節に音がする・大きく口を開けると痛いなどの顎関節の症状が出ることがあります。(顎関節症)
⑨親知らず
親知らずの存在は歯並びを悪くする可能性があります。
矯正治療の計画で、親すらずが計画の妨げになったり、今後悪い影響をきたす可能性がある場合には、親知らずは計画的に抜歯をします。
⑩矯正治療後の後戻り
目標とした計画の歯並びになった時は、まだ歯に動きがあり安定していない状態のため、元の位置に戻ろうとしていきます。
そのために保定装置と呼ばれる、固定をする装置を使用して歯根と骨を安定させる必要があります。この装置を怠ると歯並びが悪い状態になります。
また、骨格の成長や親知らずがはえてきたり、舌で歯を押したり食いしばりや歯ぎしりなどの悪習癖によって歯並びに悪影響をきたすことがあります。
矯正治療はいつすればいいの??
歯の矯正治療は一般的には成長・発育期に行うのが理想的とされています。
しかし、幼児の場合には治療をしているときや、使う装置によっては協力を得ることができず、治療の効果が出にくい場合がありますので、ある程度ご自身で判断のつくご年齢から治療を開始するのがいいでしょう。
ですので小学生後半から中学生に治療をスタートすることが、乳歯から永久歯の生え変わりの時期も関係して多いですが、近年では様々な治療法や材料の開発により中・高年の方々でも治療が可能となってきました。
骨格の成長・発育時期が終了している場合は、歯の移動が成長期よりもスムーズではないため治療期間が長くなる可能性があります。
また、歯の治療が施されていると、矯正治療に制限が出てきたり、矯正治療終了後に被せ物のやり直しをしないといけない可能性があります。
その場合は、矯正の診査・診断を行った後、治療前にお話をさせていただきます。
矯正装置・方法の種類の選び方
矯正の方法および装置の種類を選択する場合、ご希望をお話した上で、治療に最良で効果的な装置を第一に選択しお話させていただきます。
一般的に用いられるワイヤーを用いた矯正で、しっかりと直したい。
お仕事柄または見栄え上、あまり矯正治療をしていることを周りに知られたくないので見えにくい装置を使って矯正治療をしたい。
様々なご希望があると思います。
しかし見えにくい装置といっても、患者さんと歯科医師の間に感覚のズレがあれば、その治療に満足がいかない場合もあります。
現在、取り外し可能で透明なマウスピースを用いた矯正治療もありますが、ワイヤーを用いた矯正治療とマウスピースを用いた矯正治療にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
治療の方針と計画はしっかりとお話をさせていただいた上で、決定していきます。
矯正治療の流れと期間
矯正治療のゴールは審美的に歯並びを綺麗にし、良い咬み合わせにすることです。
近年では、様々な矯正治療の方法と新しい装置が開発され治療期間の短縮が図られています。
しかし、治療期間の早さや装置の見た目を優先してしまうと、見た目も思うように治らなかったり、過度の矯正力で歯の移動を行うことで咬み合わせが逆に悪くなったりする危険性もあります。
矯正治療も治療結果を優先して計画を立てなければならないため、場合によっては治療期間が2年〜3年と長くかかることもあります。
毎回の状況をしっかりと確認して微調整を行うことも重要です。
なるべく早く綺麗にしたいというご希望に沿えるようできる限りの期間短縮は行っております。
個人個人の状況、またそれぞれの方法によって治療期間は異なります。
①初診矯正相談
口腔内の状況を確認させていただき、矯正治療をどのように進めたらいいのか、どのような方法が適応するのかをおおまかにお話しします。
見た目や歯の並び、矯正治療に対する疑問や治療方法、期間、費用など、治療を始めるにあたって聞いておきたいことがあればご相談ください。
②検査
今ある歯や骨の状態、歯と顎を含めた頭の骨の関係を知るために、エックス線写真撮影・CT検査・顔貌と口腔内の写真撮影・歯の模型を作成するための型取りなどを検査として行います。
さらに、虫歯や歯周病・お口を動かすのに関連する筋肉・顎の関節・悪習癖などのチェックも行います。
③診査・診断
検査をして資料が整ったら、現在の状況と問題点をお話し、複数の治療計画と最良の治療計画をご提案致します。
その際には、それぞれの治療期間や治療にかかる費用もご説明します。
できる限り、ご相談の時の希望を取り入れて、最終的な治療計画を決定します。
治療計画が決定したら、矯正治療を開始する前に、毎日のブラッシング指導・虫歯治療・歯周病治療を行い、矯正治療中に1つ1つの歯に問題が起きないようにしていきます。
④矯正治療の開始
計画にあった矯正装置を装着し、歯並びや咬み合わせを改善していきます。
矯正治療期間中は、1ヶ月に1〜2度程度通院していただき、装置の調整を行います。
⑤保定
矯正治療の歯を動かすことが完了したら、装着していた装置を外しますが、この状態で何もしていないと、歯が後戻りと言って元の状態に戻ろうとするために、せっかく並んだ歯がバラバラに動いてしまいます。
そのために、一定期間動かした歯を固定しておく必要があります。
これを保定といいます。
この保定の期間はそれぞれ異なりますが、この期間にはそれぞれにあった装置(リテーナー)をつけておくことが必要になります。
これには取り外しが可能なものとそうでないものがあります。
歯の根の周りの骨が、歯を支えるのに十分な時期になるまでこの装置は装着します。
1ヶ月に1度の歯並びのチェックとクリーニングを行うことで経過を確認していきます。
⑥定期検診
終わったら3ヶ月に1度程度の定期検診に移行します。
定期的に矯正治療で改善した歯並び・咬み合わせはもちろんのこと、虫歯や歯周病のチェックを定期的に行うことで、お口の健康を守っていきます。