Periodontal
disease歯周病
- 口臭が気になる・指摘されたことがある
- 起床時に口が乾燥し口の中がネバネバする
- ブラッシング後に歯ブラシに血がついていたり、口をすすいだ時に水に血が混じることがある
- 歯肉が赤く腫れている
- 歯肉が退縮し、今までより歯が長くなった
- 歯肉を押すと血や膿が出る
- 歯と歯の間に物が詰まりやすい
- 歯が浮いたような気がする
- 歯並びが変わった気がする
- 歯が揺れている気がする
- 糖尿病、骨粗鬆症、ホルモンのバランス異常
- 喫煙習慣
- 歯ぎしりや食いしばりなどの悪習癖
- 被せ物や詰め物の不適
- 入れ歯のバネ
- 食習慣
- 精神的ストレス
- 内服薬の長期服用
- 口呼吸
- 部分的に歯がないところがある
- 歯の表面に歯垢のない清潔な状態を保つこと。それは毎日の正しい方法で行われるブラッシングが重要です。
- 見える歯石だけではなく、歯肉の中に溜まっている歯石を完全に取り除き、さらに歯根の表面を滑沢にして、炎症の原因となる細菌を徹底的に除去することが重要です。
- 病気になった歯肉・骨を治療して健康に近い状態に戻すことが重要です
- 歯科医師・歯科衛生士による専門的なチェックやクリーニングを定期的に受診することが重要です。
- 歯周精密検査
- エックス線写真を撮影し、骨の状態を確認
- 歯周ポケットを測定、記録し以前との変化や現在の状態を確認、比較します
- 歯の動揺度を検査します
- 毎日のブラッシングの成果の確認、指導を行います
- ブラッシング方法の再確認を行います
- 咬み合わせの確認と必要であれば調整を行います
- 歯垢、歯石の除去などのクリーニングを行います
- 抗生剤やフッ素の塗布を行います
- 生活習慣の確認と指導を行います
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歯周病細菌検査
Basic(5菌種類) 18,730円+税
18,730jp.yen +taxPremium(9菌種類) 19,820円+税
19,820jp.yen +taxPlatinum(10菌種類) 21,460円+税
21,460jp.yen +tax
歯周病とはどのような病気??
歯周病とは、細菌の感染によって起こる炎症性の疾患で、歯の周りの歯肉腫れたり、歯を支える骨が溶けてしまう病気です。
歯と歯肉の境界の歯肉溝が清潔に保たれていないと、そこに多くの細菌が停滞・繁殖し歯肉の辺縁が炎症を起こし、赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。
さらに進行すると膿がでたり歯がぐらぐらしてきて、最悪の場合には歯を抜かなければならなくなってしまいます。
歯周病の原因
お口の中には良い菌・悪い菌を含めて、およそ400~700種類の細菌が存在しています。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強く、口をすすいだ程度では取り除くことはできません。
この歯垢1mgの中には約10億個の細菌が存在し、むし歯や歯周病の原因となります。
その中でも歯周病の原因となる細菌が多く存在していると言われています。
歯周病は、この歯垢中の細菌が歯肉に炎症を起こし、歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。
歯垢が停滞し、除去できないと硬くなり、歯石と言われる物に変わり歯の表面に強固に付着します。
これは毎日のブラッシングだけでは取り除くことができません。
この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を継続的に出しでいきます。
こんな症状があったら歯周病かも
【全体】
【歯肉の症状】
【歯の症状】
歯周病のリスクファクター
歯周病は細菌の感染によって起こる病気ですが、歯周病の状態を悪化させるリスクファクターが、たくさんあります。
リスクファクターが多いと、歯周病の悪化が早期に起こる可能性があります。
歯周病って治せるの??
歯周病という病気は、予防も治療も可能です。 大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです。
歯周治療は急速な進歩を遂げています。以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、今では進行を阻止することが可能となり、歯肉の健康をとりもどすことができます。
歯周病の原因は歯垢(プラーク)ですので、それをためない、増やさないことが基本です。
そのために重要なことは
歯周病の治療の方法
セルフケアとプロフェッショナルケア
歯周病の原因は、歯に付着した細菌の塊の歯垢で、歯垢を取り除かなければ、歯周病の進行を止めることは不可能です。
そのため、原因である歯垢や歯石を取り除く歯周基本治療と呼ばれる治療をまずはじめに行います。
これは、患者さん自身がおこなう毎日のブラッシングであるセルフ・ケアと、クリニックで歯科医師や歯科衛生士がおこなうプロフェッショナル・ケアの2つの治療です。
ただし、歯周病を起こし、状態を悪化させるリスクファクターは歯垢だけでなく、喫煙や糖尿病など様々です。プロフェッショナル・ケアを中心に、歯周病の原因となるものを取り除く治療全体を、歯周基本治療といいます。
歯周基本治療は、歯周病の最初の治療で、患者さん自身が軽度の歯肉炎でも、中等度以上、あるいは重度にまでに進行している人でも全て共通する治療です。
歯肉炎や軽い歯周病なら歯垢、歯石を取り除くプロフェッショナル・ケアを主体とした歯周基本治療だけで治癒こともありますが、歯石などの原因が歯周基本治療だけでは除去できない場合、外科処置に移行することとなります。
治療後に再び検査を行い改善できていたら、メインテナンス(定期検診)、まだ改善がなければ再度治療というように、治るまで治療と検査を繰り返します。
歯周基本治療と歯周外科治療
歯周基本治療
歯周病の程度によらず、まず初めに行う治療が歯周基本治療です。
これは、原因の歯垢・歯石の除去したり、歯の根の表面を滑沢にして表面に歯垢・歯石が着くのを予防したり、歯周病でぐらぐらする歯の咬み合わせを調整したりします。
歯垢を除去することをプラークコントロールといい、その大半がご自宅で行う毎日のブラッシングとご自身でのチェックです。 プラスして、クリニックで器械使ってクリーニングを行います。
クリニックで行うプロフェッショナルケアは、スケーリングとよばれ、歯の表面や根の表面の歯垢・歯石を器械で除去することと、ルートプレーニングとよばれ歯の表面のざらざらや歯石、細菌や細菌が産生する毒素を除去する方法です。
また、歯周病が進行していくと歯がグラグラしたり傾いたり移動していき、その歯で咬むとさらに負担が増すため、その負担を軽くするために歯を削るなどして咬み合わせの調整を行います。
それでもぐらぐらして咬みづらい場合には、隣の歯と接着して補強したりして、ぐらぐらを抑えていく方法もあります。
基本治療をすることで、歯周組織が改善され、歯周ポケットの深さが改善(2~3mmが正常値)・維持されればメインテナンス(定期検診)に移っていきます。
歯周外科治療
歯周基本治療行ったのち、ポケットの深さの改善が見られず、ポケットの内で細菌がまだ残っている状態で、ブラッシングができない状態や、歯周病の進行が進んでしまった状態に対して外科的に歯周ポケットの深さを減少させる手術があります。
また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。
手術の方法は、歯周病の進行の度合いに対して異なりますので、歯周基本治療の後に計画を立てていきます。
治療後のメインテナンス
メインテナンスは、治療をした歯周病の再発を防ぐことで、お口の中の健康を持続していくための定期的な検診・治療です。
歯周治療が終了したら、2〜3ヶ月おきの定期検診をお勧めします。
歯周病は細菌の感染によって起こる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)が清潔に保たれていないと、またたくさんの細菌が繁殖することで、歯周病が再発してしまいます。
細菌の繁殖を無くし続けることが歯周病の再発を予防することになり、お口の健康を持続させることができます。
細菌の塊である歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ます。
しかし深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングで除去することが難しい場合が多いので、専門的なクリーニングを行なうことで除去するようにいていきます。
歯周病は再発がとても多い病気です。
治療をして症状が1度改善しても、一度歯周病にかかった部位は、治ったとしても無くなった骨は完全に元通りにならず、そのほとんどが炎症がおさますことで、歯と歯肉が弱い形で付着している状態です。
適切な毎日のブラッシングの不足や、メインテナンスを怠ると細菌はまた増殖して、再び歯周ポケットは深くなり再発をおこします。
また、歯周病治療には限界があるため、部分的に治りきらないところが残ることがあります。
しかしそのような部位でもメインテナンスを継続することで、歯周病の進行を食い止めて、炎症のない状態を継続して作ることができます。
メインテナンスはどういうことをするのか
歯周治療が終了したら、定期的なメインテナンスを行っていきますが
その時には
新たな問題が起こらないようにするために、自覚症状が無くても、定期的なメインテナンスを受けるようにしていきましょう。